フランスのむかし話 ゆうかんなリヨンほか

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長野晃子 編訳 偕成社

 以前紹介した偕成社の「イタリアのむかし話」と同じシリーズです。題にもなっている、「ゆうかんなリヨン」のお話を紹介します。

 昔、あるところに、かわいらしいお姫様がいました。お姫様は、両親のすすめた結婚を断ったため、名付け親の妖精に、森の奥深くの、三人の巨人に守られたお城の中で眠らされることになりました。お姫様を眠りからさます花婿が、いつかやってきますが、あまり早く来すぎないようにしよう、ということになりました。。

 そのお城から、ほど遠くない森外れの村に、三人の兄弟が住んでいました。三人兄弟の一番末の息子は、リヨンと言いました。リヨンは、優しい心を持った勇気のある若者でした。お姫様の名付け親の妖精とは敵同士の妖精が、リヨンを見つけました。敵の妖精は、あることを思いつきます…

 他に、「カラスの王さま」「七人のきょうだいと妹」のお話が好きです。丁寧な、優しい調子で文章が書いてあるので、どのお話もゆったりと楽しむことができます。

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